終活の一環としてお墓の予約・契約を行うースが増えています。永代供養のお墓の生前契約には、無縁墓になることへの不安を解消したり、供養スタイルを選択できるメリットがありますが、デメリットもあるようです。
メリットには大きく分けて2つあります。
①安心感が得られる。
子どもや頼りになる親戚がいない場合、自身の死後に対する心配や不安が絶えません。しかし、永代供養墓を生前契約すれば、自分が入る霊園やお墓を見ることができます。そのため、死後への不安感はなくなり、残りの人生を不安なくのびのびと過ごしていけるメリットがあるのです。
②自分の希望に添ったお墓が選べる。
永代供養墓とは基本的に宗教や宗派、信仰に関係なく契約することができる供養形態です。そのため地域やお墓のスタイルなどに多くの選択肢があります。
思い出深い場所や家族がお参りしやすい場所。さらには、お墓の形態まで自分の好みにしっかりと合わせて選んでいくことができるのです。
以上のように永代供養墓を生前契約することで、各種の条件などを吟味しながら、総合的にお墓を選べる上に、安心感も得られるというメリットがあるのです。
メリットもある永代供養墓ですが、デメリットもあります。
「家族間における問題が起こる場合がある」という点があげられます。
生きている内から、お墓を選んだりお葬式の準備をしたりすることへの抵抗は以前と比べると格段に薄くなってきています。しかし、そうはいっても、いざ大切な方にお墓の話をされると、困惑したり嫌悪感を抱いたりする方も少なからずいるようです。また、生前契約をしていても残された家族が「このような供養は嫌だ」という理由でキャンセルしてしまうこともあります。
ただし、これらのデメリットは家族の気持ちを思いやりながら、生前契約の話を切り出して、きちんと話し合うことで解消されるといえます。
上記にあげたメリット・デメリットを踏まえ
ご自身やご家族の納得するかたちでご契約をされることをおすすめします。